食道がん

症例7 43歳・男性「食道がん」から「鎖骨下、腹部リンパ」に転移

人間ドックにて食道がんステージⅣ、鎖骨下リンパ・腹部リンパ転移と診断される。5-FU、ドセタキセル、シスプラチンを3コース施行後、手術(腹部リンパ転移の部分のみで食道には触れず手術は終了)。術後経過良好。その後、入院にて抗がん剤、放射線治療の予定。5-FU、シスプラチンは4日間1クールとして月1回施行。同時に放射線は、平日5日間を6週続ける。抗がん剤や放射線の副作用で食欲低下、倦怠感あり。更に治療結果を高める方法を探して来院。「高活性化NK細胞療法」を併用開始。

NK点滴4回目頃から、体調良く食欲も改善。仕事に復帰。NK点滴5回目頃、さらに体調良く、CT、内視鏡の結果、腫瘍は消滅。CT上、薄い影が少しあり、念のため再度1週間の入院にて抗がん剤を施行。副作用は少し食欲が落ちた程度で、退院後すぐに仕事に復帰。

「高活性化NK細胞療法」と抗がん剤の併用により、副作用を軽減しながらリンパ節転移が縮小、さらに原発巣寛解に至った素晴らしい症例。

症例6 60歳・男性 「食道がん」 (再発予防)

人間ドックで胃のポリープを指摘され、その際の精密検査で食道がん(5cm・下部食道・ステージⅠ~Ⅱの間)が見つかる。約8時間にも及ぶ、開胸開腹食道切除術施行。リンパ節への転移は1ヶ所のみと問題なかった為経過観察をしていた所、1年後CEAが10以上に上昇。精査の結果、残食道の吻合部に2ヶ所の病変を認めた。

吻合部付近であるため粘膜切除は出来ず、約1週間の入院で、内視鏡下アルゴンプラズマ焼灼術(レーザー治療)施行。目に見える範囲で腫瘍は取りきれたとの事だったが、その2ヶ月後、また残食道のほかの部位に腫瘍ができ、再度入院、レーザー治療。抗がん剤は副作用が辛いだけで効果はあまり望めないと勧められず。

腫瘍は0.5cm程だったが、周りの組織含めて2~3cm焼いた。再発と他臓器への転移を危惧され、再発・転移予防に良い治療法はないかと来院。「高活性化NK細胞療法」を開始。 (1回/2週ペース)。

NK点滴4回目の頃、内視鏡の結果、とてもきれいになっていると。前回ルゴール染色で染まった部位も全てきれいになっており、怪しい所がない状態。レーザー治療の効果あるも、NK療法の併用が効いていると。NK療法1クールが終わる頃、CTの結果が出て、以前あった腫瘍が消失しており、非常に状態良好。

NK療法2クール目(12回目)が終了し、以前のCTと比較し、肝転移が疑われた病巣も消失、他も問題無し。NK療法3クール目は2~3ヶ月間隔を空けるために治療を一旦休止。すると、2か月後の検査で3回目の再発を疑い、2ヶ所の所見有りと診断。急遽、NK細胞投与間隔を元の2週間に1回ペースに戻してNK点滴を2回投与。その直後の検査で異常無しと診断。以後、経過良好。

以上の経過中に、レーザー焼灼術以外に抗がん剤投与は無く、当クリニックでの治療しか受けておられません。明らかに「高活性化NK細胞療法」が、繰り返される食道がんの再発予防に著効していたと考えられる症例。

症例5 60歳・女性 「食道がん」から「首と胃上部リンパ節」に転移

食道がんステージⅢと診断(食道の真ん中に6㎝の腫瘍)。首と胃の上部のリンパ節に転移あり。抗がん剤治療(5-FU、シスプラチン)を行い、ある程度がんを小さくしてから手術を予定。抗がん剤の影響で、脱毛と胃部不快感あり。既往は50歳から糖尿病で内服治療している。「高活性化NK細胞療法」(1回/2週間ペース)決定。

NK点滴2回目の頃、NK点滴をする前にした抗がん剤に比べ、抗がん剤の副作用が軽減。食事は食道の通りが悪いので、主にエンシュアリキッドで摂っていたが、徐々にお粥が通るようになった。抗がん剤は一旦終了。

NK4回目の頃、体調は次第に改善。抗がん剤判定の結果、全体的にがんが縮小。さらにがん組織が消失した部分もあり。がんが縮小したので、食道全摘手術とリンパ節郭清を行い、1ヶ月ほどで退院。体力回復と再発予防のためにNK2クール目施行。本人「全体的な体調は回復し、声も出てきている。NK点滴の後は元気が出る」と。

NK8回目の頃から、さらに体調良く、嗄声、嚥下も術後に比べさらに改善し、NK療法と抗がん剤の相乗効果あり。食道がん(φ6cm)リンパ節転移、ステージⅢの診断の下、抗がん剤と「高活性化NK細胞療法」の併用で施行したところ、著明な原発腫瘍縮小と転移巣の消失を認め、ステージⅡにまで改善し、手術可能となった症例。術後、抗がん剤投与は施行されず、高活性化NK細胞療法のみを1回/2週ペースで約3ヶ月施行。

その後、約1年間、無治療で再発なく経過。改めて、再発予防目的に1回/3週ペースで高活性化NK細胞療法を継続。患者様ご本人は、抗がん剤よりも高活性化NK細胞療法の方が、効果があったように実感されており、結果的には、標準療法と免疫細胞療法の併用が成功を収めた症例と考えられる。

症例4 72歳・男性「食道がん」から「多発リンパ節」に転移 ステージⅣ

食道がんの噴門部、低分子型扁平上皮がんで、リンパに4つの転移があり、余命数ヶ月とも言われている。大動脈周囲のリンパ節に転移があるため手術不適応、放射線照射と抗がん剤投与の適応となった。「高活性化NK細胞療法」(以下NK)を併用し、腫瘍の大部分は縮小。副作用により標準療法を終了した後は、NK単独となり、残存していた腫瘍はPET-CT検査で腫瘍消失と診断されるまでに至った。

抗がん剤との併用からNK単独となり腫瘍消失となった著効例と言える。2011年9月に当院の著効例として紹介。その後、再発転移予防目的で、月に1回のペースでNKを継続されていたが、10か月後、残念ながら胃上部(噴門部)に再発を認めてしまう。しかし、今回は手術の適応となり食道下部~胃1/3切除施行。術後2ヵ月後より月1回のペースでNKを再開(2回施行)。

術後4ヵ月、今度は大動脈周囲のリンパ節が1ヶ所再増大を認め、抗がん剤を再開。NKは、3週間に1回のペースにあげて併用し、2ヵ月後に腫瘍半減。4ヵ月後、腎機能悪化のため抗がん剤終了。以後、治療はNKのみとなったが、3ヵ月毎のCT検査では徐々に腫瘍縮小していく。

NK単独治療から10ヵ月後、腫瘍消失。消失後もNKを1回/3週ペースで6回継続し一旦終了。また再発したらNK再開予定であったが、NK終了してから3年経過するも再発転移所見なく、健康に暮らしておられる。

 前回の経過からNKを受けながらも再発してしまったが、今回は手術、抗がん剤とNKの併用が著効し、最後は再びNKのみで腫瘍縮小効果を認め、消失まで至り、再発転移予防効果を持続できている。前回と今回の経過の違いから、再発転移予防目的のNK投与のペースとしては1回/月よりも1回/3週の方が効果的であった可能性が高いと推察される。2017年8月現在、再発も転移も無くお元気。初診時に余命数ヶ月と言われてから6年半が経過しているため、症例を更新。

症例3 60歳・男性 「食道がん」から「リンパ」に転移、「腹部大動脈瘤」

上部内視鏡・CT・PETの結果、食道がん(8cm大)でリンパにも転移。腹部大動脈瘤と診断され、手術は出来ない。放射線と抗がん剤治療の予定。「高活性化NK細胞療法」併用開始。

NK点滴2回目の頃、放射線、抗がん剤施行するも、疲れも無く、発熱・倦怠感・口内炎などの副作用も出ていない。CTの結果、原発の食道がん部とリンパ、直径4cmが1/2に縮小。NK点滴4回目の頃、抗がん剤の副作用は殆ど無く、味覚に少し違和感ある程度。CT所見はリンパ4cmから2cm、さらに1.5cmになり、食道のがんもさらに縮小。抗がん剤・NK療法・食事療法全てが上手く作用していると思われる。

NK点滴5回目の頃、上胸部の放射線で喉に痛みあるものの、食欲旺盛で体調も良好。体重69~70kgをキープ。NK6回目終了後、滑らかに改善されているのを胃カメラにて確認。のどの痛みも回復傾向。NK点滴7回目終了後、検査の結果、食道の腫瘍消失、リンパ節の転移病巣4個の内3個消失。大動脈瘤のオペも可能になり、2週間入院し大動脈瘤の手術の際2~3cmのリンパ腫瘍もいっきに取れ、手術の経過良く手術跡もきれいに回復。

NK療法2クールが終わる頃、血液データ、問題無し。CT等も異常無し。体調、食欲共に良好。大きな食道がんとリンパ節転移で本来ならかなりきびしい病状の中、がんに対して多角的な角度から集中的に治療した結果、手術が出来なかったにもかかわらず、大きな原発の食道がんが消滅、転移病巣も消滅・縮小したことで、腹部大動脈の手術が可能になり、全てのがんが消滅したという、とても良い結果が出た症例。

症例2 49歳・男性 「食道がん」から「リンパ節」に転移、嚥下障害あり

喉がつまりやすい症状があり、病院受診したところ、食道がんステージⅣa、リンパ節転移と診断。嚥下障害あり。手術は不適合で、抗がん剤・放射線治療を6週間行い、その後1ヶ月停止し、再度抗がん剤治療の予定。「食欲はあるが喉が痛くて食べられない。じっとしていても喉が焼けるように痛い時がある」と。「高活性化NK細胞療法」を開始。

NK点滴4回目頃から、食べ物によってはしみる感じはあるも、以前より食べる量も増えて体重増加。NK点滴5回目頃からは、さらに体調も良くなり、CT撮影結果、がんは画像上見当たらず、疲労感はあるものの、食欲もあり、体重も増加傾向。2クール目終了時、体調は変わらず良好で順調のため、3クール目は月に1回のペースで継続。

当初、食道がんⅣ期、多数転移ありの厳しい状態から、「高活性化NK細胞療法」を併用。徐々に体力回復、QOL(生活の質)の改善が見られ、厳しい抗がん剤治療、放射線治療の副作用が抑えられ、治療効果が得られた良い症例と言える。併用なしでは、ここまで進行を抑え、体調の維持の継続が難しいと考えられる。

症例1 65歳・男性 「食道がん」(再発・転移予防)

食道がん(直径2cm大)の診断。陽子線治療を行なったが、十分な効果得られず。食道全摘出術と胃管吊り上げ術施行。術後、抗がん剤等の追加治療はせず、3ヶ月に1回の定期検査にて経過観察。食は細くなったが嚥下は問題なく仕事もしている。術後、1年の人間ドックの結果、問題はなかった。再発・転移予防として超高濃度ビタミンC点滴療法開始。週1回ペースで。

治療開始から半年経過。2週1回ペースに変更。ビタミンC点滴を始めて1年経過。風邪も引かず体調良い。さらに1年半経過。体調安定しながら仕事も出来ている。定期検診するも、異常なし。体調良好にて、月に1回ペースに変更にて継続。

本症例は、食道がん手術後、追加の抗がん剤治療を行わず、抗がん剤の代わりに再発・転移防止のために、副作用のほとんどない「超高濃度ビタミンC点滴療法」のみを選択。治療開始後、約2年経過するが、再発・転移もなく経過は順調。従来の抗がん剤では強い副作用でQOL(生活の質)が低下することはもとより、免疫力低下はまぬがれず、抗がん剤に耐性がついて効かなくなり、再発・転移を繰り返す可能性が高い。ビタミンC点滴療法は、それがなく多くのがん患者さんの福音となっている。